2014年3月28日金曜日

鍵盤楽器の選び方 3

今回から、どの電子楽器を選べばよいかを考えていきます。
 
鍵盤数と材質
ピアノ演奏だと、最低でも61鍵は欲しいところです。
鍵盤数と材質は、大体以下のものが存在します。

・61鍵(プラスティック鍵盤)
・73鍵~76鍵(プラスティック鍵盤、またはピアノタッチの鍵盤)
・88鍵(ピアノタッチの鍵盤)

まずは、楽器を設置するスペースを確認して、
どの鍵盤数のものが置けるか把握します。

73鍵以上が置けそうなら、鍵盤の材質に
ついても予算と相談しながら検討します。

 
音色数
数万円の機種だと、ピアノの音色は2~3種類だったりしますが、
もっと上位機種になると、その倍以上用意されていたり、
拡張性のあるものは、後から音色を追加することができます。

また、ピアノ以外の音色(弦楽器、管楽器、打楽器、電子音など)も
必要かどうか検討しておきます。

 
音質
鍵盤楽器の選び方 1」でPCM音源について説明しました。
これは、波形データとして記憶装置に記憶されていますが、
数万円の機種と、数十万円の機種に同様の波形データを
使っている場合もあります。

つまり、ピアノの音質自体はまったく一緒ということです。

では、下位機種と上位機種の違いは何かというと、
音色数が少なかったり、拡張性が無かったりと、
機能面を削ることで金額を調整しています。

ですので、予算が少なくても悲観的に考える必要はありません。

 
同時発音数
文字通り、同時に発音する音の数です。

電子楽器なので、制御の関係で、
同時に鳴る音の数には限界があります。
 
10本の指で同時に弾いても音は10個ですが、ペダルを踏んで
音を伸ばした場合、10個の音はカウントされたままになります。

そのまま連打すると、10→20→30→40…と
あっという間に同時発音数に達します。
 
同時発音数に達するとどうなるのかというと、
初めに弾いた音から順番に、急に消えていきます。

クラシックの難曲を弾きたい場合は、
同時発音数の多い機種を選ぶ必要があります。

それ以外の場合、現行の電子楽器の
同時発音数なら、それほど気にしなくてよいと思います。

 
その他
ピアノ演奏以外に、やりたいことがあるか考えます。
「ゆくゆくは作曲してみたい」
「人前で演奏を披露したい」
「バンド活動に興味がある」

機種を絞るために必要な情報です。

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