2015年1月26日月曜日

KORG nanoPAD2 の使い方2(X-Yパッドの操作)

KORG「nanoPAD2」の使い方2です。
X-Yパッドの操作についてまとめてみます。


デフォルト状態のX-Yパッド
X-Yパッドは、そのままの状態で操作すると
コントロール・チェンジ・メッセージを送信します。

具体的に言うと、CC#1のモジュレーションの送信です。
これは、ビブラートをかけるために使用するものです。

トリガー・パッドで適当な音を鳴らし、X-Yパッドを操作
すると、ビブラートがかかっているのが分かると思います。

モジュレーションホイールが無い電子ピアノなどを
MIDIキーボードとして使用している場合、
X-Yパッドで代用できそうです。


TOUCH SCALEボタン
X-Yパッドで音を鳴らしたい場合は、
TOUCH SCALEボタンを押します。

これで、ノートメッセージの送信を
行うモードに変わります。

以降は、TOUCH SCALE ボタンが押された
状態を前提に説明しています。


KEY/RANGEボタン
ノート・レンジ
デフォルトのままでX-Yパッドを操作すると
1オクターブ分しかノートが上下しません。

音程の範囲を広げるには、KEY/RANGEボタンを
押下した状態で、「Range-」や「Range+」と書いてある
トリガー・パッドを押します。

ノート・レンジの範囲は 1~4オクターブ
までとなっています。

現在のノート・レンジの状態を知りたい場合、
KEY/RANGEボタンを押したままシーンLED
を見れば確認できます。

2が点滅していれば、現在は2オクターブ、
といった感じです。

オクターブ・シフト
開始の音を低く or 高くしたい場合は、
KEY/RANGEボタンを押下した状態で、
「Oct-」や「Oct+」のトリガー・パッドを押します。

オクターブ・シフトの範囲は -2~+2 です。

なお、KEY/RANGEボタンを押したまま「Oct-」と
「Oct+」を同時に押すと、状態を ±0 にできます。

キー
デフォルトの X-Yパッドは C に設定されています。
キーの変更は、KEY/RANGEボタン押下した状態で、
「C」~「B」のトリガー・パッドを押すことで設定できます。


SCALE/TAPボタン
スケールの変更
スケールの設定がデフォルトのままで X-Yパッドを操作すると、
C ⇔ C# ⇔ D ⇔ D# ⇔ E…といった感じで半音ずつ進みます。

これは、スケールが "Chromatic" になっているからです。

"Chromatic" 以外のスケールにしたい場合は、
SCALE/TAPボタンを押下した状態で、任意の
トリガー・パッドを押すと変更できます。

スケールの名前は、nanoPAD2 に記載されている通りです。
("Major1"、"Major2" など)

スケール毎の詳細はパラメーター・ガイドに載っています。
前の記事にパラメーター・ガイドのリンクがあるのでご覧ください。
 
GATE ARPボタン
ゲート・アルペジエーター
GATE ARPボタンを押すと、ボタンが点滅します。
この点滅スピードがテンポと同期しており、X-Yパッドを
操作することで、テンポに合ったノートを送信してくれます。
 
無作為なシーケンスフレーズを作るのに使えそうです。
 
テンポの設定などはマニュアルに
記載されているので省略します。

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