2015年7月9日木曜日

楽器の重ね方がイチからわかる!実践!やさしく学べるオーケストラ・アレンジ レビュー

彦坂恭人 著の「楽器の重ね方がイチからわかる! 実践!
やさしく学べる オーケストラアレンジ」のレビューです。
 
本屋でこの本を見つけ、パラパラと読んでみたのですが、
楽しそうな内容だったので購入しました。
 
DTM をする人のことも考慮して
書かれていてとても良かったです。
 
楽器毎の Pan の値や GM音源でのノートナンバー設定方法、
譜面作成ソフトには「Finale」「Sibelius」などがあるよ、
といった紹介もされています。
 
DTM をする環境は整えたけど何から手を付けて
いいのか分からなかった当時、この本と出会って
いたら心が躍っていたと思います。
 
最後に「いつか王子様が」のスコア(総譜)が
載っているので、それを打ち込んで終了となります。
You Tube で実際の音も聴けるようになっています。
 
 
音源のせいかもしれませんが、 Pan はもう少し
中央寄りにしないと耳が痛いかなと感じました。
あくまで個人的な感想ですが。
 
この本は以下の章で構成されています。
 
序章「オーケストラとは?」
第1章「弦楽器」
第2章「木管楽器、ホルン」
第3章「金管楽器」
第4章「打楽器、鍵盤楽器とハープ」
第5章「オーケストレーション応用編」
 
楽器毎の音域や奏法はもちろん、堆積法、
交叉法などでの和音の組み方についても
解説されています。
 
打ち込んでいる楽器の音域を忘れた際に
ササッと調べるのにも使えそうです。
 
また、トランペットに高音を吹かせ続けると奏者も
聴衆も疲れるので…といった感じで、自分でスコアを
作成する際に意識すべきことについても書かれています。
 
タイトルに「実践!」とあるように、
実際に音を打ち込みながら学ぶことができますし、
楽器の歴史や特徴を読むだけでも楽しめます。
 
おすすめの一冊です。
 

2 件のコメント:

  1. Yuuki Nakazawa 様

    お読み頂きありがとうございます!

    返信削除
    返信
    1. Yasuto Hikosaka 様

      まさかご本人からコメントいただけるとは…

      とても分かりやすい内容で、
      楽しみながら読むことができました。

      ありがとうございました!

      削除

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