2016年2月9日火曜日

FM音源について勉強中

FM音源について勉強中です。

YAMAHA MONTAGE(モンタージュ)の発表で
FM-X音源が目に入り、KRONOS にも MOD-7
という FM音源があります。
 
使う機会がなかったのでよく分かって
いなかった FM音源ですが、どういった
ものなのか調べることにしました。
 
なお、FM音源についての具体的な説明はありません。
 
自分なりに解釈した概要をまとめたものなので、
日記のように読んでいただけたら幸いです。
 
私のように「減算方式だけは理解しているつもり」
という方向けの記事になっております。
 
 
減算方式
以前、KRONOS X に内蔵されている MS-20EX を
使って音作りの記事を書きました。
 
オシレーターで波形を選び、要らない倍音を
フィルターでカットする方式です。
 
元となる音を削っていくのが減算方式で、
アナログシンセといえば基本的にこの設計
になっているといえます。
 
 
FM音源
YAMAHA のコラムです。
FM音源の原理
 
オシレーターに対して LFO でモジュレーションをかけると
ビブラートになるけど、FM音源は、オシレーターに対して
オシレーターを接続してモジュレーションをかけることで、
いくつもの倍音を発生させ、複雑な音色変化を起こす。
…といったことが書いてあります。
 
モジュレーションについてはこちらで解説しています。
 
倍音が多い音色=明るい音なので、FM音源で聞いたことの
ある「キラキラ」という擬音はこういうことなのかと納得しました。
 
ゲーム機ではメガドライブが有名で、そういえば
イース3 のバレスタイン城をどこかで聞いたような。
 
私は、FC → SFC → PS → PS2 → PSP → DS → Wii
→ PS3 → 3DS …という感じだったので、セガ機で
遊びたい時は友人の家に駆け込んでいました。
 
また、カシオの CZシリーズで採用された PD音源も
FM音源と似た原理になっているみたいです。
 
アプリとしても出ていました。
 

加算方式
様々な周波数のサイン波(正弦波)を合成する
ことであらゆる音を作るのが加算方式です。
 
名前だけは聞いたことのある「フーリエ級数」
「フーリエ変換」に基づいているらしいです。
確かに概要を見るとそれっぽい。
 
FM音源の原理だと減算方式ではないから加算方式
なのかなと今までは思っていましたが、サイン波の
「合成」ではなく「変調」なので、FM音源と加算方式
は別物ということなんですね。
 
KORG DW-6000/8000 は倍音加算方式の
波形を元に音作りをするシンセみたいです。
 
KORG機は 90年代以降からしかチェックして
いなかったので今回初めて知った機種でした。
 
ただ、結局波形は用意されているものを選択して
フィルターでカットするという流れなので、使い方
は減算方式のシンセと同じなんですよね。
 
任意の周波数のサイン波を扱えるようなシンセでなければ、
厳密には加算方式とはいえないということなのでしょうか。
 
とにかく、本当の加算方式はパラメーターの数が凄そうです。
 
 
まとめ
FM音源について調べたら、波形、基音、倍音に
改めて触れられたので、良いおさらいになりました。
 
あとは、理屈だけではなく実践だと思うので、
時間を見つけて遊んでみようと思います。

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